内藤工務店
  1. トップ
  2. 内藤工務店の実績
  3. プロジェクトストーリー RJRプレシア六本松
  4. プロジェクトストーリー RJRプレシア六本松

プロジェクトストーリー RJRプレシア六本松

EPISODE 2. デザインの魅力を実現させるために

 Photo:Toshihisa Ishii

リーメックさんと内藤工務店のお二人にお聞く、施工のこだわり

外構デザイン

山下社長:
やはり外構デザインです。「ZEN環境設計」の中村久二さんにデザイナーとして入ってもらいました。水盤とともに、ラウンジから見える外回りの色彩計画としてモミジの植栽を提案し、秋口は紅葉、春は新緑が綺麗に見えるようにしました。

原口部長:
このモミジですが、熊本の南阿蘇にモミジを育てているところがあり、実際にそこへ現物を見に行き、高品質のモミジを買い付けてきました。

山本次長:
水盤は水面の表情が出るように場所によって深さを変え、ライトアップ用の水中照明も入れました。水盤の中に設置する楕円形花壇をつくる時は悩みましたね。その下地をつくるのが難しく、図面だけで一週間かかりました。ミリ単位で長さと角度を変えていき、最後は折り紙を折って試すなど苦労した分、ここは一番思い入れがあります。

ライトアップ

賃貸マンションでは珍しい、豪華なラウンジスペース

山下社長:
ラウンジは“魅せる”デザインです。20年後や50年後でも住みたいと思ってもらえるようにつくり込みしました。高級感ある家具も揃え、壁一面の石積みデザインにもこだわっています。本物の素材を使ったことで和の一貫性が取れ、中と外のつながりも生まれました。

山本次長:
壁面の石には福岡城の石垣にも残っている“クサビ跡”の飾りを付けていますが、これは石材屋さんの提案です。ライティングも時間帯や季節ごとに変わり、照明にここまでこだわったのは初めてでした。

山下社長:
照明デザイナーに依頼して、壁面をダウンライトで照らしたり、家具にスポット的に光を当てたりする演出のほか、共用部分も廊下もホテルのようなやや暗めの光の入れ方にしています。

EPISODE 3. 現実に落とし込む、施工という仕事

EPISODE 3. 現実に落とし込む、施工という仕事

設計士がつくりたいことの意図を汲み取り、再現する難しさ

山下社長:
私たち設計士がつくりたいことに対して意図を汲み取り、結果に至るまでの過程は相当大変だったと思います。賃貸マンションでは外廊下や外階段が主流ですが、あえて内廊下とX階段を提案しました。そうすることで、周りの景観を壊さずに高級感があり、街並みにも配慮しています。

原口部長:
建物の屋根を付ける前に、階段をクレーンで吊って、上から入れて付けていくという作業をフロアごとに行いましたが、とても大掛かりな作業になりました。

山下社長:
それと、一階の住居へ続く扉は、一見壁のように見えるフレームのない扉です。扉であることをいかに感じさせないかにこだわりましたが、内藤工務店さんにはよく付き合ってもらえたと思います。

山本次長:
最初はできないと思いましたが、山下社長から以前つくったことがあると聞き、「他の人にできて私にできないわけがない!」と燃えました(笑)。

山下社長:
床のカーペットや壁のクロスの貼り方については、原口部長からの提案ですっきりと収めてもらいました。見えないところで随分調整してもらったのだと思います。

原口部長:
壁の下に見切り材を入れ、壁とのラインに一本線が通っているように仕上げると見た目も美しく、高級感が出るので提案させてもらいました。何を使ってどう綺麗に収めるかを提案するのが、私たち施工の仕事だと思っています。

リーメックさんとの初タッグで得たもの

山本次長:
リーメックさんはシンプルなのに主張はある、こだわりを持った設計会社だと思います。空調や照明があるのに一見気が付かない収め方など、なるほどと思うことも多く、とても勉強になりました。

山下社長:
シンプルに仕上げるため、限界まで攻めてもらったり、逆にこうした方が綺麗だと提案してもらったり、そうした細かいところを詰めていく作業が何より楽しかったです。内藤工務店さんの熱意と技術力によってディテールまでこだわることができ、設計した当初よりとても良くなりました。

山本次長:
担当者の技量によって変わるので、同じ会社でも他の社員がつくると同じようなものができるとは限りません。そこは技術者の永遠のテーマです。ただ今回は弊社でもこだわりの強い原口部長と私が担当したからこそ良いものが出来たと思っています。

地図に残っていくことが、施工の仕事の魅力

山本次長:
自分が描いた施工図がそのまま形になるなんて、こんな楽しい仕事はありません。スマホの地図上にはこれまで手がけた物件に星マークを付けていますが、どんどん星が増えていく喜びがあります。手がけた建物が営業だと思って、良い仕事をすれば営業しなくても仕事がくると思ってやっています。

原口部長:
私も子どもに「地図にお父さんがつくった建物が載っていていいね」と言われるので、そこが良いところでしょうか(笑)。

山本次長:
内藤工務店では私が現場監督として一番社歴が長く、28年勤めています。自分で判断した事をやりたいようにやらせてくれますし、そういう意味では非常に良い会社だと思います。

現場のエピソードをもっと知る

Project Story 02

鳥飼八幡宮式年遷宮プロジェクト
祖霊殿新築工事

歴史ある神社が描く未来へ。 新たなる挑戦が、 唯一無二の場所を生む

続きを読む

Project Story 03

簀子小学校跡地活用事業

内藤工務店創業の地で、 地域の方々が集う憩いの場づくりに 携われる喜び

続きを読む

pagetop